アマゾンのサント・ダイミ教団:動画

9月3日、ボッカ・ド・アクレからジャングルの中にあるサント・ダイミ教団の本拠地セウ・ド・マピアを目指す。ボートで途中の集落まで7時間。そこから2年前にできたという悪路40キロほど車に乗り換え4時間。この道はマピアからこの集落までしか通っていない。雨期ならマピアに直接ボートで行くこともあるが、乾期なので水位が低く、車の方が早い。
サント・ダイミはジャングルの植物を煮出したアヤワスカという飲料を儀礼で使用する。アヤワスカはアマゾンのシャーマンが古くから使っていたもので、幻覚剤として知られている。これがものすごく不味い。しかも飲むと嘔吐感に襲われ、実際に吐く。なぜこんなものを飲料として発見できたのか不思議だ。
カトリック系とされている教団のルーツは今世紀初め、創始者のRaimundo Irineu Serraというゴム採取労働者が地元インディヘナが使っていたアヤワスカを飲み、ジャングルの女神と出会うビジョンを見た事に始まるという。アクレにサント・ダイミのセバスチャン派が入植したのは25年前。今では支部が欧州など世界各地にある。9月3日から17日までここに滞在し4回のセッションを体験した。
サント・ダイミについては以下を参照。 http://en.wikipedia.org/wiki/Santo_Daime
人々はジャングルのことをフローレスタ、花園と呼ぶ。マピアも花があふれた場所だった。