日本男児の心意気:動画

サンタクルスに滞在中、三浦商店店主の三浦さんには、今年もいろいろとお世話になった。
昨年の記事 http://d.hatena.ne.jp/nabe0205/20080814
三浦さんは、なにやら達観した雰囲気が漂う温厚な方だ。奥さんが商品仕入れでチリに行っている間だったが、日系人の歴史に詳しい佐藤さん共々自宅に招かれ、夕食をいただいてしまった。ビールを飲みつつ、あまり欲を出さない、現状満足を大切にしたいという話を聞く。その周りで元気よく遊んでいたのは、戦前日系移民(これについては後で書きます)3世の奥さんとの間に生まれた双子の姉妹、そして末っ子男子。子どもたちは、日本語の補習学校に通っているが、スペイン語ネイティブだ。
南米で暮らす日本人や日系人と話すと、日本人とは何だろうと考えることがある。この子ども達が、日本や日本語から離れ、ボリビアで生きていくことを三浦さんはどう考えているのだろう。
「何でもいいんですよ、ただひとつだけ、日本人らしさというか、これはどんな国や民族でも同じだと思うんですが、ウソをつかない、まっとうに地道にやる、ということだけでも受け継いでくれればいいと思うんです」
じつはボリビアに来る前、ペルーで、めったに聞くことのない「日本男児」という言葉を聞いた。リマ郊外にある野口英世日系学校の校長、宮城ファナさんが責任感という文脈で使った。その言葉を思い出した。
三浦さんにとって、最後に残るどうしても譲れない何ものか。
日本男児の心意気。私はまず使うことのない言葉だが、あえてタイトルにしてみた。
ビデオはかなり酔っぱらいです、、、