日系人ミツコさんのルーツ調査7

ボリビアのルレナバケで出会ったミツコ・ワタナベさん(54)のルーツ調査の第7回目。
豊橋市に住んでいるらしい弟さんに関して。
日本語教室等を実施している「わらの会」Wさんに問い合わせ。事情を説明し、会に関わりのある人達に弟さんについて聞いていただけることになった。「わらの会」メンバーには、外国人派遣労働者の支援をしている人もいる。豊橋には届けがあるペルー系日系人だけで1000人近くが住み、多くは派遣で働く。
最近の不況によって、ボリビアに限らず出稼ぎ日系人が帰国するケースは多い。サンタクルスの三浦さんによれば、ボリビアにある程度お金を蓄えて帰国できても、結局仕事がないため、再び出稼ぎに出る人がいるそうだ。
もうひとつ、ルーツに関する重大情報がボリビアの知人から寄せられた。
「渡辺信義さんについては、日本に帰国したことは一度もありません。リベラルタにいた戦前の渡辺姓は、他に、新潟県人4人、福島県人6人、熊本県人1人がいました。ルレナバケの渡辺さんについては、多分この内の新潟県人の人だと思います。もし、ミツコさんが日本生まれであれば日本の戸籍に登録されているはずですので、その線からの調査が可能かと思います。何の登録も無い人が、いくら子どもとはいえ旅行できるわけはないのですから」
ミツコさんが日本生まれだとすれば、父親は、大分県杵築市の渡辺信義さんではなく、別な渡辺さんだった可能性がでてきた。急ぎ、ボリビアのミツコさんに確認してみよう、、、