日系人ミツコさんのルーツ調査8

ボリビアのルレナバケで出会ったミツコ・ワタナベさん(54)のルーツ調査の第8回目。
ミツコさんの父親に関して。
本人の認識では、新潟出身の渡辺豊洲さんとのこと。渡辺豊洲さんはペルー第6次移民で、リベラルタに残された出身地住所は、新潟県北蒲原郡金塚村大野、現在の新発田市だ。
大分出身の渡辺さんと混乱した背景には「微妙な事情」があって、ミツコさんは、その辺をはっきりと言えなかったらしい。このブログでは、ミツコさんの不利益になることを書くつもりはないので「微妙な事情」は説明できることになったら説明します。
大分県で調査に協力いただいた方々には申し訳なかったので、杵築市図書館司書のKさんには事情を連絡した。いろいろ調べていただいて大変ありがとうございました。

新発田市に問い合わせ。新発田市の大野近辺に渡辺姓がいまもいるようだ。しかし、渡辺豊洲とミツコさんに関する情報不足、かつミツコさん本人からの問い合わせでないため、戸籍の確認ができない。
そして、、、もっと大きな問題としては、大分の杵築市とは違い、戸籍が保存されていない可能性もあるようだ。これは、日本の自治体によっては、法定保存期間を過ぎた古い戸籍記録を廃棄しているため。いずれにしても確認には本人からの請求書類を整えないとならない。

豊橋市に住んでいるらしい弟さんに関して。日系人が多く住む団地をかかえる自治会の会長Fさんと話した。
自治会エリアに住んでいる日系人の9割はブラジルからだそう。国ではなく、さらに細かい出身地域ごとにグループがあるそうだ。そのグループ間の繋がりは薄い。ボリビアからの日系人は聞いたことがないとのこと。同じスペイン語圏でも、国が違うと繋がりが薄いかも。ゆえに、そのルートからの人捜しは難しいだろうと。
また、日本語が上手くない日系人の多くは派遣で働くそうで、派遣会社が情報を最も把握しているだろうが、情報を外に出さないだろうと思われる、、、
弟さんについての事情をお伝えし、何か情報が入ったら連絡いただけることに。しかし、他の協力いただいた方々の情報も該当人物なしという状態だし、豊橋でない場所に移動しているのか、、、