ボリビアのアート系コミック1:動画

ボリビアのラパスには、いわゆるアニメ・マンガ系の他に、アート系コミックを追究している人達もいる。後者はイメージとしては仏のバンド・デシネや風刺マンガに近い。
そのアート系コミックの拠点が「C+C ESPASIO」。美術財団のコミック部門が運営する展示スペース兼図書館だ。日本のマンガを含む各国の アート系作品を所蔵し閲覧ができる。
ここでは、南米でも珍しい先進的な取り組みをしていて、国立美術館と組んで毎年開催しているコミック・カンファレンスには、欧州や米大陸の大物アーチストを呼ぶ。今年で7回目になるイベントは、南米で最も早く始まったもの。来年は日本人を呼びたいとキュレーターに相談された。大友克洋なんか難しいかな〜〜、なんて、、、
キュレーターのフランシスコ・レニェーロさんが推すボリビア人作家はアルバロ・ルイロ ーバ。ストーリー、技術共に評価が高く、現代を舞台に伝統的素材を生かした怪奇ものシリーズを制作している。単に怪奇ものというのではなく、現代社会に対する切り口の鋭さも評価されているようだ。
ボリビアは、まだまだマーケットが小さく、作家はコミックだけでは食えないので、他の職業で生計を立てているそうだ。音楽系アーチストだとボリビア外で活躍する人はいるが 、コミック分野では、まだまだスペイン語圏に出て成功する可能性を探る段階らしい。
ルイローバの作品を購入して日本に持ち帰るので、読みたい方はコンタクトどうぞ。